
広島市段原地区に住宅を設計します。
敷地は変形崖地で、上下に段差が5mほどあります。
特に上の敷地は、「特別土砂災害警戒区域」です。
いわゆる「レッドゾーン」。
このエリアは、なるべく避けたいところです。
しかしながら、上部にある国有林法面(のりめん)には
緑の木々が生い茂り、木漏れ日も気持ちよさそう。
生活の豊かさの一部として、取り入れてもいきたい。
クライアントのご要望もあり、上下の土地を余すことなく利用し、
周囲の環境の力を借りてデザインしていきます。

「特別土砂災害警戒区域」への建築許可のため
土砂に耐えうる基礎や構造などの計算や証明に
1年余りの時間を要しました。